日本平夜市

毎月第4土曜日は、日本平夜市へ

『中田英寿』講演会【繋いだ想いが地域のちからに】に参加してきました。

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『中田英寿』講演会【繋いだ想いが地域のちからに】に参加してきました。



『繋いだ想いが地域の力に』

こんにちは、日本平夜市実行委員会、WEB担当の遠藤雅士です。

一般社団法人静岡青年会議所 2018年度5月度第一定例会

『繋いだ想いが地域の力に』

講演者:中田英寿

という講演会に、実行委員の裸の大様/松木喜伯と参加してきました。

この講演会は、【企業】というのは『顧客』『従業員』『株主』『地域』のためにあるという公益資本主義の考え方のもと、企業や地域の結びつきの大切さを知るという趣旨のものでした。

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、中田英寿さんはプロサッカー選手として現役を引退された後も、「TAKE ACTION FOUNDATION」という一般社団社団法人を立ち上げ、代表理事を務めています。彼はこの活動も含め、サッカーの普及活動や慈善事業、社会貢献活動を多数行っています。

僕と松木君は共に小学生の時から31歳になる現在に至るまで、ずっとサッカーを続けています。(ちなみに中学は同じサッカー部でした。)そして僕たちは、この夜型マルシェ『日本平夜市』を地元若手有志達と共に毎月運営しています。また、後に少し紹介させて頂きますが僕個人としては、静岡の職人やフリーランスを外に発信していく『静岡の仕事人』というWEBメディアの運営と、地域ビジネスに少なからず携わっています。僕たち世代のサッカープレイヤーにはレジェンドと言っても過言ではない中田英寿さんから、少しでも多くのことを吸収しようと、今回の講演会に参加してきました。

印象的だった言葉を、記録代わりに記したいと思います。

『人から聞いたものは、基本信じない』

これは人間不信とかそういう意味ではなく、自分の目で実際に見て、体験したものでなければそのものの本質はわからないという意味です。サッカーの練習でも指示されたメニューがあったとして、それが何のために必要なのか自分で理解できるまでは監督に聞くんだと。中田さんがSNSを一切やらない理由はそこにあるそうです。流れてくる情報量が多すぎて、そのうちに見ている情報が嘘か本当かを考えることもしなくなってしまうと。それでは駄目だと考えるからこそ、自分が必要とする情報は自分の足を運び、自分の目で必ず見るようにしているのだそうです。

実際、現在日本酒のイベント「CRAFT SAKE WEEK」をプロデュースされていますが、全国に1200程ある蔵元のうち300程は実際に行っているそうです。

『楽しければ、それでいい』

講演内容の全ての項目に、この概念が一貫して通じていることを感じました。中田さんは引退後も様々なプロジェクトを手掛けていますが、それが正しいか正しくないかという概念は存在しないのだと。楽しいからやっているだけであって、好きでやっている以上『正解』とか『不正解』はないということです。小学校でサッカーを始めたときも好きでやっていて、もっと上手くなりたいと思ったから、その道の先にプロサッカーや海外サッカーがあっただけであって、プロサッカー選手になることが目的でサッカーをやっていたわけではないとのことです。

『日本には素晴らしい職人がたくさんいて、海外からの需要があるのに、そこを繋ぐ仕組みができていない』

言葉の通りですが、素晴らしい技術を持った職人さんが日本にもたくさんいるのに、それを発信する力が弱いということです。実際に中田さんは、静岡にも数年前に伝統工芸の体験・視察に訪れたことがあるそうで、素晴らしい技術だと仰ってました。もっと地元の産業や技術を発信するシステムのインフラが整ってくれば、また地域経済の発展にも大きく貢献するのだと感じました。

『実は話すことが大好きです。』

これは意外でした。僕たちはメディアを通してしか中田さんの言動に触れる機会がないので、ほとんどの人が『無口』で『クール』なイメージがあると思います。中田さん曰く、現役の時はメディアに何を話しても大きく脚色されてしまい、真実が報道されなかったと。そんな中で唯一メディアに対抗する手段というのは『話さないこと』だと確信していたため、極力話さなかったそうです。お話を伺っていて、確かに現役選手の頃には感じなかった人間味や面白さがあって、気さくで話が上手な人だなと思いました。

『好きなことしかやっていない』

上記の『楽しければそれでいい』、に似ていますが、これまでも本当に好きなことしかやっていないと。現役を引退して世界を見たいから、世界を旅する。世界を旅したらさらに日本を見たくなったから、実際に自分の足で日本中を旅する。やりたいことがいくつもあるから、やる。このように一貫して『好きだからやる』という概念を感じました。しかし、やりたいことをやるのに一人では限界があるのだという言葉も印象的でした。一人では限界があるからこそ、『人』そして『人との繋がり』を大切にするのだそうです。

最後の方で仰っていたのですが、サッカーに関しては好きだからやっていたのに、そうではなくなったから辞めたのだと。だから自分の人生の中での『サッカー』というのは、成功か失敗かのどちらかと言われれば、失敗にカテゴライズされるとのことです。なぜなら自分が思い描いていたところまで到達する前に『辞めた』からだそうです。日本のワールドカップ初出場に大きく貢献し、日本人選手が海外でプレーするきっかけを作った彼のイタリアでの功績から見てもとても『失敗』には見えません。それでもそんな風に言える彼のストイックさには脱帽でした。


静岡の仕事人

この場をお借りしまして、僕の個人的な活動のお話を少しだけ。

僕は2ヵ月ほど前から、『静岡の仕事人』というWEBメディアを立ち上げ、運営しています。

このサイトの目的は、静岡に何万人といる個人で働く個性溢れる仕事人にフォーカスが当たり、静岡の雇用促進と生産性の向上に貢献することです。また、企業に属さず自分のスキルで戦う仕事人を発信していくことで、学生や若者の独立・起業意識の促進に繋げることも目的の一つとしています。掲載させて頂く仕事人の方々は、それぞれの仕事に対する想いや経営理念などを世の中に発信していくことができます。そしてそれぞれのサービスをWEB上で提供することも可能です。サービスを提供できるだけではなく、当サイトを通じて発注先の検索、求人の募集などにもご活用いただくことが可能となります。

【静岡の仕事人】はこちら

このサイトが、中田さんが言うところの『素晴らしい職人がたくさんいるのに、発信する力がない』というところに貢献できるのかと思います。このプロジェクトを今後も継続していくにあたって、僕も彼のように自分の足で静岡の仕事人をまわり、話を聞いていきたいと思いました。

静岡の職人さんやフリーランスの方を、ニーズのあるとこへ繋ぐことのできる役目になれるように今後とも頑張っていきたいと思わせてくれる、そんな有意義な講演会でした。

日本平夜市も地域の方のチャレンジの場、そして多くの皆様が「繋がれる場」になれるよう、今後とも皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思います。

・・・ちなみに講演終了後は松木氏に鷹匠の素敵なダイニングバーに連れて行ってもらい、今後の日本平夜市について熱く語りました。

今後の夜市に、乞うご期待です☆

最後までお読み頂きありがとうございました。