しばらく前に静岡市の主催する事業で、高校生たちにお話しする機会があった。
中には、実際に夜市を手伝ってくれる子がで出来たり(超動きがいい!!)
インスタで繋がる子もいたり。(うさぎのかわい子ちゃん!)
で、その子から突然、夜市の道のりについて参考までに教えて欲しいと連絡が来た。
どうやら高校生たちがプロジェクトを企画しているようだ。
高校生たちはその宿題?で、やっている人から話を聞く。というのがあったらしく(こっそり主催者に聞いた)
それで連絡をくれたわけだ。嬉しい。
でも内容を聞いたらざっくりが多すぎて、とても携帯メールで送りきれるものではないので、
こちらにカキカキすることにしたのでアーーール。(ごめんねーまとめてみんなで読んで~)
では。高校生から来た質問があるのでそれベースで書いていきます。
発案
これはHPにも記載しているが、もともと日本平のお土産屋で働いた時、日本平の観光事業者が抱える困りごと。があった。
それはざっくり言うと
・日中観光客しか来ない→しかも減少しているよ~
・夜は怖い場所という認識が強い→怖くて地元の人は行かない場所だよ~
でもそれって長年日本平が作ってきた歴史。昔は観光客がわんさか来て、それで恩恵を得ていた人たちもいた。
うんうん、どこの観光地も昔はこうだった~ああだった~の話って多いわよね。
えっじゃあこれからどうしていきたいの?
あらやだ、日本平ってどんなイメージかも一言で言えない場所じゃないか。
じゃあどんな日本平だったらワクワクするか未来をイメージしてみた。(これが私の特技。妄想です)
・地元の人が楽しく散歩してたり、お店を開いてたり、寝転がっていたり
地元の人が楽しんでいる空間だったら楽しいかも~~~~
・地元の人がイキイキしているところに、外の人達が遊びに来て交流が生まれたら、
外の人達も楽しくなるよね~~~~それってきっと「また来たい』に繋がるね~~~
・日本平が夜景遺産に登録されたのなら、夜の景色を売りにしたいね。(2016年に登録されたのです)
でも今って夜は「危ない」「怖い」地元の人も行かないね。みんなが夜も楽しめる場所になったらきっと楽しいよね~~~~
の妄想を仲間に相談してみた。友達に話ししてみた。
「じゃあさ、せっかく夜景遺産の登録されたのなら、夜景を売りにして、
地元の人が行かない場所なら、まずは地元の人がワクワク楽しめる空間を作ったらいいカモメ!!」
ってことで、生まれたのが、ドドーーーン。
日本平夜市。なのです。
これが、発案。ふぅ長かったかしら。でもざっくりとしか書いてない。まだ1つ目。
続いて。
企画
企画?キカク。。きかく。。。。うーんなんて答えていいかな質問。
ざっくりな企画書は作ったよ。
お土産屋の社内で通す企画書。
日本平でやるのだから、日本平観光組合へこんなのやります~って企画書。
そして、日本平は市の共有地が多いので静岡市への企画書。
でもね、初めは多分口頭だった。
「ちょっと、やってみますね。」「予算は全部手持ちでやります。」「仲間は全部こちらで集めます。」
で、一回やってみたのね。
夜景を見に来た人が、楽しめるもの。。。。うーん飲み物や食べ物があったらいいかも!
ってことで、知り合いの飲食店が2店舗。
夜景を見ながら、音楽演奏なんてあったら楽しいかも。
ってことで、知り合いの音楽演奏者に来てもらって。
お客さんは30人???ほとんど身内よね。
でもそれが、今の自分たちにできる最大限だった。
毎月自分たちができる最大限をやったら、今では出店者60店舗以上。
音楽演奏も最大の7組。
来場者は5000人規模になっていた。
はじめは、見守っていた市や組合は今では全面協力してくれているばかりか
夜市のネームバリューを使って、新たな動きが始まっていたりする。(すんごい嬉しい。)
企画書って、誰かに見せるためのものではなく、
自分たちがやりたいことを整理するための未来の地図だから。
がっつり作らないほうが、面白い。
と言いつつ、その企画書には1年後の目標集客人数やエリア収益金額なんてのもがっつり入れていたんだけどね。笑
(私はそういうのが苦手なので、他のメンバーが作ってくれた)
ただ、大事にしたのは、コンセプトの共有。
それは、夜市に関わる実行委員だけでなく、出店される出店者さんとも共有したよ。
続いて。
集客・出店依頼
これね、どっちが先か的な話もあったよね。
夜市はこれまでそこでやったことのないものだったから、
出店者さんにお話ししに行っても、「で?お客さんどのくらいくるイベントなの?」
えっと。。。30人・・。。うんと、。。。1年後は3000人目指してるんです。。。。
「う~~~ん、うちもお客さんいないと食品廃棄になるからねえ」
ですよね。
お客さんにしても、
「えっ夜市ってどんなイベント?お店2つしか出てないの?夜だし寒いよね?」
うん。。。私だったら行かないかな。笑
これは本当に地道な努力と、出店者さんのおかげ。による。
夜市を一緒に手伝ってくれるメンバーが、自分の仕事の休みの日に他のマルシェに行ったり、
お店に行った時に声をかけてくれて。
「えっ、面白そうじゃん!!!」って人が集まってくれた。
この、来場者数どうのとか言わずに、「えっ面白そうじゃん!!」っていう人たちのエネルギー&パワー
をもろにいただき、ちょっとずつ、口コミで広がった。というのがホントの話。
出店者さんに聞くと、「なんか、日本平って、、夜市の雰囲気って、すごくいいんだよね。ゆるさとか。w」
って言ってくれる。
本当にありがたい存在。
出店の選別
選別って大事ね、変な人が来ても嫌だもん。
でも夜市は選別はやらなかった。選別なんておこがましい!
出ていただけるだけでありがたい!!!笑
今でこそ、エントリーの出店者数が出店できるエリア数よりも増えてしまって、新規店舗についてはちょっとだけお願い事をしているのだけど、
やったことは、コンセプト共有くらい。
夜市って、こんなメンバーで、こんな想いで、こんなコンセプトでやっています。
それを一緒に盛り上げてくれる人たちなら大歓迎です。っていうメールを送っています。
そうすると、変な人はやってこない。
私たちの想いと同じような人たちが集まってくる。不思議とね。
これって他のマルシェとかイベント主催者ってどうしているんだろう。私も知りたい。w
会場準備
夜市は、主に日本平の駐車場を使っているので、日中は観光客の車やバスが止まっているから、
そんなに早くから準備はできない。
ので、イベントの始まる前だいたい12時頃にぼちぼち集まって、ぐわっと準備する。感じ。
でもたいてい12時にはみんな来ない。w
12時に来ても、ご飯食べながら、久しぶり~なんて会話する時間が長い。w
ちなみにメンバーは今でこそ高校生チームが出来たりして総勢だと40人以上いるのだけど、
スタッフの出席強制はしない。が私たちのモットーなので、毎月開催の3日前くらいにならないと人数がわからない。
少ない時は3人で準備始めてたり。。。(アセアセする)
多い時は、15人いたり。(いすぎ~~~!)
ここは他のイベント主催者さんたちとは違うのかな~?
夜市は楽しい場所を作りたい人たちで動いているので、これる時に。これる人たちでやる。
を大事にしている。
じゃないと、しょうがなくきているスタッフが、楽しい顔して準備できないよね?
自分たちの貴重な休日を使って、なぜにつまらないことをやらないといけないのだ?!
イヤイヤやってるスタッフがいると、それって出店者さんにも伝わる。
で、出店者さんにも伝わった雰囲気が、来場者さんにも伝わる。
そうすると結果、楽しい場所にはならない。のだ。だ。
逆に言うと、私たちが楽しんでいるから、それが空間全体に伝染するのだと思っている。
それが、「なんとなくここっていい雰囲気」のなんとなく空気になっているのかな。と。
そうは言いつつ、今ではコアメンバーを中心に、ある人は責任感で。ある人はやりがいで。
それぞれ参加する理由はそれぞれだけど、それでもここは変わらない。いいところ。
これは前にも伝えた気がするけど。でも大事なことなので伝えますた。
リハーサル
リハーサルはない。毎回本番。毎回リハーサル。
今回やってよかったこと、改善点を次に活かして、毎月を過ごしているのでアーーール。
ちなみに。。。夜市メンバー誰一人マルシェや音楽ステージ創ったコトない。。。誰一人。w
だから全て手探りでやった。わからないからヒトに聞いたり見に行ったり。
いやあ、できちゃうもんですなあ。笑
開催
開催?
毎月第四土曜日にやってルドーーーーーン!
6月7月は天候に恵まれず中止に。
8月はやるよ~~~^。
何かを0からやるのはとてもパワーがいる。
しかも全くやったことないことだと、自信がなかったり、訳も分からず不安でやめたくなることもあると思ふ。
そんな時は~~~~
すでにやっている人のやっていることを手伝う。
で、いいところをマネするというかパクる。(私は何か新事業をする時は会社やイベントに潜りこんでたwあっスパイじゃないよ)
いいよ~参考になるよ~~~!話を聞くより、ためになるぜ~~~?
最後に
何かをやろうとしているかわい子ちゃん。
地域づくりって、地域の困りごとを探して、調査して、自分にできることをやってみて。
て、そういうことじゃない。(と思ってる)
順番逆やで~~~逆やデーーーーっ!!!!
自分の好きなこと。できること。やってみたいこと。を、地域を使って、やってみる。
これやってみたいな~~~、あれやってみたい~~~~って思って動いたコトが、
結果的に、地域のためになっていたら、ハッピーくらいで。
自分のやってみたいなーーーってことが、地域にとっての課題を解決する手段の一つだったなら、
それって多分、そのやってみたいことはできるよ!!
不思議とそうなってるのだジョーーーーー。
初めの【発案】で、地域の課題を書いたけど、
私はベースが楽しい場所を創るってだけだから、その一つがちょうど日本平にマッチしただけだじょ。
なんのためにやるのか。
ただ、楽しいからやる。楽しそうだからやる。でも十分。
ちなみに夜市スタッフはいつでもお待ちしているぜ?(メンズはイケメンが多いぜ)
もしそのやってみたいコトがわからなくなっちゃったら、すでに何かをやっているところに混じってみるといいよ。
そうすると、頭で考えていたコトが結構シンプルだったり、
私だったらこうやってみたいな〜〜〜なんてアイデアが出てくるかもしれない。
そうやって楽しくワクワクキラキラしているヒトやコトが増えるのは夜市メンバーは嬉しくてしょうがない。
だって、楽しい場所がないなら自分たちで創っちゃおう!と思っている仲間たちなのだから。
なんて言って最後に勧誘してみたりする。ふふふ。
ワクワクしに。遊びに。お手伝いに。おいでおいで~~~~~~♪( ´▽`)
次回は、8月25日(土)ナリ。